こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
ここでは、真珠が好きな筆者が、資産性を理由に真珠のハイジュエリーを購入することをためらっていることから、真珠の資産性について、言及してみようと思いました。
皆さんは、「真珠のジュエリーは資産価値が低い」という話を聞いたことはありますか?
確かに、換金性や投資性という観点だけで見れば、真珠はゴールドに比べて不利な面があります。
しかし、その理由を丁寧に見ていくと、真珠とゴールドは、そもそも「価値の種類」が異なることが分かります。
真珠は「経年劣化する宝石」
真珠の大きな特徴のひとつが、「経年劣化する宝石」であることです。
真珠は鉱物ではなく、生き物が生み出す有機物です。
そのため、
・汗
・皮脂
・乾燥
・紫外線
・化粧品
・酸性物質
などの影響を受けやすく、長い年月の中で少しずつ劣化していきます。
特に起きやすいのが、
・テリ(光沢)が弱くなる
・表面が黄ばむ
・層が傷む
・艶が鈍くなる
といった変化です。
保管環境が悪いと、数十年後には購入時とかなり印象が変わってしまうこともあります。
ゴールドが資産として強い理由
一方、ゴールドは非常に安定した金属です。
錆びにくく、腐食しにくく、数十年単位でも大きく性質が変わりません。
古代の金貨が今でも輝きを保っているほどです。
この「劣化しにくさ」は、資産として非常に大きな強みです。
さらに、ゴールドは世界共通で価格が形成されています。
純度と重量が分かれば、おおよその価値を世界中で共有できるため、
・換金しやすい
・市場価格が明確
・世界情勢悪化時の逃避資産になりやすい
という特徴があります。
真珠は「工芸品」に近い価値を持つ
これに対して真珠は、価格基準がかなり複雑です。
同じ真珠でも、
・テリ
・巻き
・サイズ
・色味
・キズ
・形
によって価格が大きく変わります。
また、中古市場もゴールドほど大きくありません。
つまり、「誰でも同じ価値を判断しやすい資産」ではないのです。
さらに、近代以降は養殖技術の発展により、真珠の供給量が大きく増えました。
特に、Mikimoto Kōkichi による養殖真珠の普及は、世界のジュエリー文化を変えた革命的な出来事でした。
それまで一部の富裕層しか持てなかった真珠を、多くの人が楽しめるようになったのです。
しかしその反面、「極端な希少資産」という位置づけは弱まりました。
それでも真珠が愛され続ける理由
では、真珠のジュエリーは「資産として価値が低いから選ばない方がいい」のでしょうか。
私は、そう単純ではないと思います。
例えば、ミキモトの高品質なパールジュエリーには、素材価格だけでは説明できない魅力があります。
真珠には、ダイヤモンドやゴールドとは違う、「静かな美しさ」があります。
強く主張しすぎず、身につけた人を自然に上品に見せる。
特に日本では、
・冠婚葬祭
・式典
・フォーマルシーン
との相性が非常によく、「きちんと感」を演出するジュエリーとして独特の地位を築いています。
また、真珠は年齢を重ねるほど似合いやすい宝石でもあります。
若い頃の華やかさというより、「落ち着き」や「品格」に寄り添う存在です。
資産性を重視するならどちら?
一方で、資産性やリセールを重視するのであれば、やはりゴールドジュエリーに軍配が上がります。
特に、カルティエのような世界的ブランドの定番ジュエリーは、
・ブランド価値
・素材価値
・中古需要
の三つが重なり、比較的価値が落ちにくい傾向があります。
どんな人がどちらを選ぶのか
例えば、
「資産として持ちたい」
「将来売却する可能性も考えたい」
「普段使いしやすいジュエリーが欲しい」
という人には、ゴールドジュエリーが向いています。
一方で、
「人生の節目に長く使いたい」
「上品で落ち着いた装いが好き」
「フォーマルでも使えるものが欲しい」
という人には、真珠が非常に合っています。
まとめ|真珠は「人生に寄り添うジュエリー」
ゴールドは、「価値を保ちやすいジュエリー」
真珠は、「人生に寄り添うジュエリー」
そんな違いがあるのかもしれません。
「資産価値」という言葉だけでは測れない魅力が、真珠には確かに存在しています。